2012年5月30日水曜日

東方旧作を動かそう

タイトルの通り、東方旧作を無料のエミュレーターを用いて遊びたいと思います。

参照ページ1:らいりっく。 東方旧作の動かし方 修正版
例大祭前に発見していれば、彼(サークル:千六本)の例大祭9出展物の宣伝もしたかったのですが・・・。とりあえず、新しい告知を待ちましょう。
参照ページ2:FreeDOS/Vページ

必要なツールはほとんどそこにリンクがあるのですが、長い年月を経て移動したのか、FreeCOMがリンクがうまくいっていません。
とりあえず、こちらのサイトを参照してください。ただ、このサイトも見ている人は多くないでしょうが、万が一2015年とか2017年に発見してくださった方がいらっしゃった際に、少しでも不便がないよう、"FreeCOM FreeDOS"の検索を貼り付けておきます。
さらに未来の方へ、ジョンタイターが言うように、検索エンジンの会社が異なるなら、そちらのエンジンをご利用ください。そもそもこのブログもなくなっていそうですが^^;

それでは実際の手順を書かせていただきます。

まず、ツールを落とします。

参照ページ1をクリックし、アクセスに貢献します。ブログのトップページをみて告知を見ておくのもよいでしょう。
続いて、そこのリンクから、試験動作のための旧作データ、PC-98エミュレータ、ツァイ*のゲームイメージ、"DiskExplorer"をダウンロードしてください。私は、"NekoProjectII"のお察し版**を使います。

それから、参照ページ3をクリックし、FreeDOS(98)インストール済みのハードディスクイメージ(HDDImage.hdi)の文面を参照してからもういっこディスクイメージをダウンロードしてください。
最後に、この記事の上の方にあるFreeDOS/Vのサイトから、FreeCOMを含むものを落とします。
落としたデータを整理整頓すると捗ります。
 *ツァイ メタ女。当時を知るものにとっては同人屈指のクォリティのゲームと言われます。やってみましたがすごい作り込みです。とりあえず、これをゲームカセットとして残しながら、DOSのイメージを作ります。
 **9821エミュレーションのようです。おすすめはされていません。おそらく私はPen4HT@3.2GHzのマシンパワーに任せて何とかしている状態と考えられます。


次に、仮想DOSマシンの組み立てをします。


まず、エミュレータをProgramFilesかCドライブ直下に新しいディレクトリ*を作成し、そこに配置します。これから主流になるWindowsは、この手のソフトはProgramFilesに置くよりもC直下に新しいディレクトリを作り、そこに配置するのが都合がいいと考えられます。

C直下というのはこういう場所です
np21がエミュレータです


*操作の上ではフォルダと同義と考えて差し支えありません。MS-DOSやUNIX/Linuxではそう呼びます。Windowsでも、フォルダを作ったときにディレクトリを作成しています。せっかくDOSを使うので覚えましょうw


次に、ツァイのディスクイメージを適当な場所に配置します。私はマイドキュメント(Vista以降ではユーザー名のディレクトリがそれにあたる)に、"DOSGAMES"という名前のディレクトリを作成して、そこに配置しました。

DOSGAMEの入っているマイドキュメント


次に、DiskExplorerをまた適当なディレクトリに配置します。(画像はエミュレータ配置を参照)

次に、起動確認をしましょう。まず、エミュレータを起動し、「ピポっ」という音がした刹那*に、HardDickのSASI#01に、ツァイのディスクイメージを差し込みます。システムディスクをセットしてくださいと出た際は、遅かったので、Emulateメニューよりリセットしてください。

リセットの際はセットされているはずなので必要ないはずです
zai.hdiを開きます


 *音がする前でも可
うまく起動しましたか?しばらく楽しんでください。
最後に、適当なディレクトリにもう一つのディスクイメージを保存します(私はツァイと同じドキュメントに保存しました)。

続いて、OSをセットアップします。


なんにもないけどインストールしたら東方が動かせるDOSを作ります。
DiskExplorerでツァイのディスクイメージともう一個のディスクイメージをAnex86HDDで開きます。両方をD&Dすれば同時起動可能です。

必要なファイルを空のディスクイメージにコピーしていきます


次に、もう一個のディスクのイメージのCOMMAND.COMを削除します。入れ違えに、解凍したFreeCOMのCOMMAND.COM(98参照)を入れます。
次に、CONFIG.SYSを以下のように書き換えてください。*


files=20
buffers=10
device=fdxms.sys
dos=high

適当な場所に保存してから、もう一個のディスクイメージに上書きします。
次に、ツァイのディスクイメージから FDXMS.SYS  EMM386.EXE  KERNEL.SYS をコピーしていきます。
説明の通りにコピーしてください

最後に、起動確認をしましょう。DiskExplorerを終了し、あとはエミュレータの確認と同じ操作手順です。
とりあえず、DIRとでも打ちましょう。ファイルがずらっと並んだら成功です。これで汎用のDOSができました。
起動の度にこの画面が出ているような・・・

 *空行を発生させると、エラーを吹き、そのせいでメモリ不足に陥ります




それから、東方の体験版をインストールしましょう。


とりあえず確認のために、体験版をインストールします。再びDiskExplorerで、作ったディスクイメージを開きます。
そこに、半角英数字の名前のディレクトリを作ります(私は夢時空をインストールすべく、"TH03"としました)。

説明に従って、このように画面にしてください

そして、そのディレクトリに、落としてきた体験版のインストールファイルを投げ込み、DiskExplorerを閉じます。
次に、起動確認です。またしてもDIRコマンドです。
DIRはディレクトリを覗くコマンドです。某V系バンドとは関係ありません(w

今度は、東方のフォルダが見えるので、"cd TH03"と手打ちで打ってください。
それからインストールです。DIRコマンドで中身を確認し、インストールファイルを開きます*
いよいよインストールです

確認されますが、当然Yです。
インストール完了後、Endキーを押しながらリセットします。GDCを弄るためです*。
実機はどういう操作だったのでしょうかね・・・

ディップスイッチ2にカーソルをアローキーで合わせてエンターを押し、そこからGDCクロックを2.5MHZに合わせてから終了します。
GDCクロックはなぜ2種類になるのでしょうね・・・

 *このとき、101キーボードなどのASCII配列やらUS配列とやらと云われるキーボードだとアンダースコア"_"が打てないので、すぐ日本語配列に戻し、日本語配列キーボードを用意してください。
 **弄らないと起動できません。
最後に、起動します。ディレクトリに移動してからGAMEで起動です。
当時の東方のファンは、今の人たちよりずっと濃く、熱心党のひとが多かったのでしょうね・・・
起動できましたか?
成功したならおめでとうございます!しばらく遊んでみましょう!
上手く起動できない場合は、一つ一つのプロセスを確かめてください。



最後に、東方本編をインストールします。


FDからファイルを吸い出してから、体験版をインストールする手順でインストールすれば、おそらく本編も可能でしょう。
何故こんな書き方をしたのかというと、私は頒布版を持っていないからです。
いつぞやHyperCard*にでも移植してやろうともくろんでいますが、とりあえず体験版をやり込み、STGのプログラムの基礎を覚えてからやってみようと思います。
*MacOS9以前のお手軽プログラミングツール・・・と見せかけた万能ツール。万能なくせに使い始める敷き居は低く、使いやすい。

これで、手軽に東方旧作が楽しめます。
長々とした文を読んでいただき、ありがとうございました。



これからpixivで安定的に(月1枚以上)絵やらブログやら怪しいものが投稿できるようになったらまたtwitterを再開する予定です。
今度は絵を描いたとき、ブログを書いたとき、その他怪しいものを作ったときしか投稿しない予定です。
リプライはリプライのメールを受け取ってからするスタイルになると思いますので、以前フォローしてくださっていた方はおもしろくないと思われるかもしれませんが、再開時にはよろしくお願いします。
といっても、線画ばかりがたまって、色塗りが進んでない現状なので、始めるかどうか怪しいのですがね・・・w



さて、MX130S2付属の日本語キーボードで手が痛くなってきましたが、またお気に入りのUS配列とDOSセットアップ用とで共存させる設定を考えていきます。それでは。


追伸:いよいよ面倒になった所で、窓使いの憂鬱をいうソフトを導入する事で、いったんの解決を見る可能性が見えてきました。
USキーボードを日本語キーボード設定のまま、ソフトで変換して実現する仕組みにより、不要な時にOFFにできるので、日本語配列を覚えていれば、USキーボードのままでも日本語配列が必要な時に使える素晴らしいソフトです。残念ながら、Vista以降では使えないようですが・・・。

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